Mooveへの出資について

Release2022.03.15

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株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(代表執行役社長 亀澤 宏規、以下「MUFG」)の連結子会社である株式会社三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ(代表取締役 鈴木 伸武、以下「MUIP」)は、今般、運営ファンドである三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ 2 号投資事業組合(以下「本ファンド」)を通じて、Moove Africa B.V.(以下「Moove」)への出資(以下「本出資」)を行いました。MUIPは、FinTech および関連スタートアップ企業へのより一層の戦略出資を通じて、引き続き、MUFGグループ各社と出資先との協業および事業シナジーを追求してまいります。

【会社概要】
商号:Moove Africa B.V.
本社:オランダ
設立:2019年
最高経営責任者(CEO):Ladi Delano, Jide Odunsi
URL:https://moove.africa/

Mooveは、Ladi Delano氏とJide Odunsi氏によってアフリカで設立されたモビリティ・フィンテック企業です。顧客が新車を購入し、収入の一定割合で2~5年かけてローン返済可能とすることで、ギグ・エコノミーの起業家に収益ベースのファイナンス機会を提供します。同社のクレジットスコアリング技術は、ライドシェアやインスタントデリバリー、物流マーケットプレイスに組み込まれ、クレジットアクセスが低いアフリカ市場において、自動車ローンの引き受けを可能にします。

またMooveはCOP26で設定された目標に沿って、将来的に融資する車の60%以上を電気自動車またはハイブリッド車にすることを目標に掲げています。この気候変動問題への取り組みが評価され、最も影響力があり変革的なプロジェクト上位20件の1つとして、IFCの年次企業賞受賞を果たしました。

MUIPおよび本ファンドは今回の出資を通じて、成長するアフリカ市場における金融包摂やMooveの国際展開、MUFGやその顧客企業との戦略的なパートナーシップを支援していきます。

MUFGおよびMUIPについて:

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、世界でも有数の金融グループです。360年以上の歴史を持つMUFGは170,000人以上の従業員を抱え、50ヶ国以上約2,500ヶ所のグローバルなネットワークを有しています。銀行、信託、証券、クレジットカード、消費者金融、資産運用、およびリースなど包括的な金融サービスを提供しています。MUFGは、自社の存在意義(パーパス)を「世界が進むチカラになる。」と定め、全てのステークホルダーの課題を起点とした戦略立案・遂行により、その解決に取り組んでおります。MUFGの株式は東京、名古屋、およびニューヨークの各証券取引所で取引されています。
詳しくはhttps://www.mufg.jpをご覧ください。

三菱UFJイノベーション・パートナーズ(MUIP)は、MUFGが設立した400億円規模のコーポレートベンチャーキャピタルで、世界中のフィンテック関連スタートアップへの投資を行っています。
詳しくはhttps://www.ip.mufg.jpをご覧ください。

Mooveについて:

Mooveはナイジェリアで創業され、国際展開しているモビリティ・フィンテック企業です。独自の与信モデルをライドシェアやインスタントデリバリー、物流マーケットプレイスに組み込むことで、モビリティ起業家に収益ベースのファイナンス機会を提供し事業を支援します。Mooveはこれまでにアフリカの6都市で展開しており、融資する車の60%を将来的にはEVやハイブリッド車に、50%を女性のドライバーに提供していくことを目指しています。 詳しくはhttps://moove.africa/をご覧ください。

Mooveへの出資について