MUIP Innovation Day 2026を開催いたしました。本イベントは、MUIPの支援先スタートアップ、MUFG参加者が集い、次世代の金融とイノベーションの実装を議論する年次イベントです。
3回目となる今回は、生成AI、デジタル証券、ステーブルコインといった先端技術が、金融の現場でどのように「実装フェーズ」に入っているのかを、国内外の第一線で活躍するAlpacaDB、Circle、Commerce Ventures、Relcu、Sakana AIといった皆さまとともに、議論しました。
Sakana AIのCo-founder / CTOであり、Transformerの共同考案者でもある Llion Jones氏より、AI開発のスピードが加速するのと同時に、データ効率や汎化能力という現在地の課題にも触れ、「AIを使う人が、使わない人との差を生む時代」に入っていることを示されました。 また、Commerce Venturesの Dan Rosen氏とYsbrant Marcelis、そしてRelcuのAbhijat Thakur氏からは、AIネイティブな金融サービスがすでに実装段階にあることを示す米国最新事例が共有されました。
後半では、Alpaca DBの原田均氏、Circleの 榊原健太氏 を迎え、セキュリティトークンやステーブルコインがグローバルな金融インフラとして進化する未来、そしてAIエージェント×ステーブルコインという新たな可能性についても活発な議論が交わされました。 またネットワーキング懇親会では、MUIPの新たな支援先スタートアップの方々(全社メンション)にブースを出展いただき、MUFGの参加者との交流を通じて理解を深める場となりました。具体的な協業アイデアや次のアクションにつながる議論が各所で生まれ、協業の種が着実に動き始めていることを実感しました。
閉会の挨拶では、MUFG亀澤宏規社長により「AIはイコライザーではなくディバイダーである」 ということが語られ、AIを単なるツールではなく「ロールを担う存在」として組織に組み込み、AIネイティブな企業へ変革していく姿勢が示されました。 変化の大きい時代に、MUFGとMUIPがどのようにイノベーションと向き合っていくのか、その方向性を改めて共有できた一日でした。 各セッションの詳細レポートは後日、本ウェブサイト内「Insight」に掲載予定です。