Figure Technologies, Inc. への出資について

Release2020.01.10

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株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(代表執行役社長 三毛 兼承、以下「MUFG」)の連結子会社である株式会社三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ(代表取締役 鈴木 伸武、以下「MUIP」)は、今般、運営ファンドである三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ 1 号投資事業組合(以下「本ファンド」)を通じて、Figure Technologies, Inc.(以下「Figure社」)への出資(以下「本出資」)を行いました。
MUIPおよび本ファンドは、FinTech および関連スタートアップ企業へのより一層の戦略出資を通じて、引き続き、MUFGグループ各社と出資先との協業および事業シナジーを追求してまいります。

【会社概要】
商号:Figure Technologies, Inc.
設立:2018年1月
本社:米国
最高経営責任者(CEO):Mike Cagney(マイク・カグニー)
事業内容:ブロックチェーン技術を活用したオンラインレンディング

本出資の目的

Figure社は、個人消費者向けの革新的な貸付サービスを提供しています。例えばFigure 社のHome Equity Line of Credit(以下、「HELOC」)は、Blockchain及びデジタル技術を活用し書類などのオフラインにおける手続きを全てデジタル化することで、従来の金融機関が借入資金を消費者に提供するまでにかかっていた時間を約10分の1まで削減、わずか5分で審査が承認された後、5日以内に借入資金を提供することができます。

当社はHELOCに加えて、住宅ローンの借り換え、学生ローンの借り換えサービス提供を2019年に開始し、累計貸出金額は700百万ドルに達しています。

Figure社が提供する全ての貸付サービスではProvenanceというBlockchain技術のプラットホームを活用しています。Provenanceは、Figure社から別エンティティとしてスピンアウトされたBlockchainプラットホームです。Provenanceは、Blockchain技術を活用することでローンの発行及び売却などにおいて、コストの削減・セキュリティの強化を実現しています。Provenanceを利用してローン発行等をした初めての会社はFigure社でしたが、現在は、Caliber社もProvenanceでローンの発行を開始し、今後他の会社もProvenanceの利用を開始する予定となっております。

MUIPは、当社事業の更なる拡大、成長のために本出資を行うとともに、今後当社の日本進出などをはじめとした更なる協働を支援してまいります。

MUFGおよび三菱UFJイノベーション・パートナーズについて:

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、世界でも有数の金融グループです。360年以上の歴史を持つMUFGは180,000人以上の従業員を抱え、50ヶ国以上約3,000ヶ所のグローバルなネットワークを有しています。銀行、信託、証券、クレジットカード、消費者金融、資産運用、およびリースなど包括的な金融サービスを提供しています。MUFGは、傘下の事業会社間の密接な連携と顧客のあらゆる金融ニーズへの柔軟な対応を通して「世界で最も信頼される金融グループになる」ことを目標としており、社会に貢献すると共に、より良い世界に向けて持続可能な成長を促進しています。MUFGの株式は東京、名古屋、およびニューヨークの各証券取引所で取引されています。
詳しくは https://www.mufg.jpをご覧ください。
三菱UFJイノベーション・パートナーズ(MUIP)は、MUFGが設立した1億8,500万ドル規模のコーポレートベンチャーキャピタルで、世界中のフィンテック関連スタートアップへの投資を行っています。
詳しくは http://www.ip.mufg.jp をご覧ください。

Figure Technologies, Inc. への出資について