Interview

MUFGのCVCで働くということ

MUFGのCVCで働くということ
Profile
尾高 孝祐

2021年入社

戦略投資部 次長

尾高 孝祐 Kousuke Odaka

2011年に株式会社三菱UFJ銀行に入行。銀行の市場部門、株式会社三菱UFJモルガン・スタンレー証券でデリバティブ・ストラクチャードボンドの開発・マーケティング業務に従事。

その後、銀行のデジタル企画部にてオープンイノベーション業務に従事し、国内・海外スタートアップとのアライアンスやMUFG digital アクセラレータプログムの責任者を担当。

Q:前職はMUFGにいらっしゃいましたが、MUIPに転職したきっかけを教えてください。

MUIPに入社する以前から、三菱UFJ銀行でスタートアップ投資やアライアンス業務、MUFGアクセラレータプログラムの責任者などのMUFGのオープンイノベーション業務を担当していました。私は当時からこの業務に面白みとやりがいを感じており、また、自分に合っていると感じていました。銀行員時代からMUIPを兼務していたこともあり、また私自身オープンイノベーション業務に引き続き関わっていきたいとの思いから、MUIPへの転職を決めました。大きな組織の中では、異動の可能性がどうしてもある中で、在籍年数を考えると移動のタイミングも近かったことから、MUFGのコーポレートベンチャーキャピタルである、MUIPで働くチャンスを頂けたのは、非常に良いタイミングでした。

Q:現在のお仕事について教えてください。どのような業務に取り組まれていますか?

MUFGのグループ各社と連携しながら各社の戦略や課題を理解し、各々の事業ニーズと交わる可能性のあるテクノロジーやスタートアップをいち早く見つけて、出資と協業を推進する業務に従事しています。日々、MUFG各社の方とのMTGやコミュニケーションを通じて、MUFGの戦略や課題をキャッチアップすると同時に、MUIPのグローバルなネットワークを通じて、最新のビジネスやテクノロジーをキャッチアップしています。これらの“内”と“外”の情報をうまく融合させて、MUFGの新しいビジネス創出や既存ビジネスの強化、業務効率化に貢献することや、スタートアップの成長に出資と協業を通じて貢献することが私の役割です。CVCとしてスタートアップに出資をするだけではなく、MUFG全体の戦略を俯瞰し、どのグループ会社とどのような協業が可能か、またその協業はスタートアップの方々の事業価値向上に貢献できるのかを描くことが重要だと考えています。

Q: CVCの事業開発を担う中での面白さや、難しさはありますか?

MUIPは、スタートアップとMUFGのグループ各社との間に中立的な立場で立ち、オープンイノベーションを推進しています。事業開発を担う中で、MUFGと密に連携することで、全体のビジネス戦略や課題感をキャッチし、理解を深めることができます。銀行員時代には、銀行以外のMUFGグループ各社の戦略や課題を把握することが難しい部分もありましたが、MUFGのコーポレートベンチャーキャピタルというポジションから今では、グループ各社のオープンイノベーションに深くかかわることができており、この点にMUIPのオープンイノベーションにおける重要さと面白さを感じています。

一方で、協業アイデアをMUFG側に取り入れてもらうことはとても難しいことです。MUIPは協業が具体的な推進フェーズに移ったときに、プロジェクトのドライバーズシートの中心に座るわけではないので、MUFGの方々に協業アイデアの提案を通じて、確りとリソースを投下する意義を理解して頂く必要があります。そのためには前提として、MUFG各社のビジネスへの深い理解が不可欠です。その上で、外部の情報とMUFG内部の情報をつなぎ合わせ、協業を作り出すことがMUIPの価値であり、一番の難しさだと思っています。

Q:多様なメンバーと働く中で、価値観やマインドに変化はありましたか?

MUIPで働いているメンバーは、国籍、バックグラウンドも様々ですが、MUIPが仕事で関わる人達も様々です。その中で4年働いて思ったことは、スタートアップをはじめ、MUFG、MUIP社員、それぞれの立場を理解し、調整することが重要だということです。自分の価値観を押し付けるのではなく、相手の目的を理解することがアライアンスの本質だと思います。銀行時代より関わる人の幅が広がり、また様々なスタートアップ経営者をはじめとする優秀な方々やグループ内部の方々と接する中で、自身の人付き合いにおける価値観はとても変わったと思います。 

 

Q:MUIPの組織やカルチャーについて、どのような魅力を感じていますか?

気持ちよく一緒に働けるメンバーが多く、とても刺激になっています。私自身、二人の子育てをしていますが、子供の対応が必要になる際なども仕事の許す範囲で調整できており、ワークライフバランスや柔軟な働き方ができる点は非常に魅力的だと思います。一方で、まだ若い組織なので人事制度など改善の余地はあるかと思います。制度面の整備を進めることで、さらに働きやすい環境になると思います。

Q:MUFGとの連携がポジティブに変化している印象ですが、現在はどのようなことに取り組まれていますか?

MUFGのデジタル戦略統括部という、デジタル戦略を推進する部署との連携を昨年より強化しています。その結果、MUFG外からの外部採用を中心にチームアップされたMUIP内にMUFGのDNAを取り込みながら活動量とMUFGへの貢献の質の向上に繋がっています。デジタル戦略統括部のチームとは、MUIPとして同じ会社の社員のように密に連携する体制を整備しており、彼らもMUIPの一社員という心持ちで日々業務を行ってくれているので、非常にいい連携ができています。こういった連携を通じて、MUFGに関する”内”の情報をより深くキャッチアップする体制を整備すると同時に、 MUIPに蓄積する投資やアライアンスのノウハウをMUFG全体に還元することを目指しています。 

Q:この4年間で成長を感じる場面はありますか?また、今後成し遂げたいことは何ですか? 

アライアンス推進の実績、MUFGとスタートアップ双方のビジネス理解、投資プロセスへの理解など、全体的に知識と経験が大きく積み上がったと思います。テクノロジー理解も深まり、協業アイデアを描く力が強化されたと感じています。 
今後取り組んでいきたいことは、事業開発のプロセスを型化して、MUFGに還元することです。MUFGが新しいビジネスを生み、社会的インパクトを与えられるなら、それが最高の成果だと思っていますし、スタートアップにとっても価値ある協業を実現することで、世の中に少しでも良い影響を与えられるようになりたいです。

 Q:MUIPで働きたい人へのメッセージをお願いします。

簡単なことではありませんが、「金融ビジネスを変えたい」という思いを持つ方と一緒に働きたいです。挑戦を楽しめる方には、非常にやりがいのある環境だと思います。是非一緒に新たな金融ビジネスを作っていきましょう。